1.コンピュータのNW設定
ここまで、長々とNWについて勉強してきましたが、この章からは実際にNWに触れてみましょう。
1-1. IPアドレスの設定
では、まずIPアドレスを手動で設定する手順を覚えましょう。
今回は以下の数値で設定してみます。
・IPアドレス → 「192.168.1.11」
・サブネットマスク → 「255.255.255.0」
・デフォルトゲートウェイ→ 「192.168.1.1」
・優先DNSサーバ → 「1.1.1.1」
では早速初めてみましょう!
①[スタート]メニューの[設定]をクリックして[ネットワークとインターネット]をクリックする。
②[イーサネット]をクリックし、[ネットワークと共有センター]をクリックする。
③[アダプターの設定の変更]をクリックします。
④[イーサネット]を右クリックし、[プロパティ]を選択します。
⑤[インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)]を選択して[プロパティ]ボタンをクリックします。
⑥IPアドレス、DNSサーバんPアドレスを入力します。
以上で設定は完了です。簡単でしたよね。
1-2. コマンドプロンプトの操作
コマンドプロンプトって知っていますか?Windowsで、コマンド入力でコンピュータを操作するためのウィンドウです。
コマンドプロンプトは、[スタート]メニューの[すべてのアプリ]→[Windosシステムツール]で[コマンドプロンプト]を選択して起動します。
こんな画面が出てくると思います。
ここでは、
・IPアドレスの確認
・疎通確認
を実践してみましょう。
●[ipconfig]によるIPアドレス確認
コマンドプロンプト上で[ipconfig]と入力してみましょう。
自分のPCのIPアドレスやデフォルトゲートウェイが確認できます。
では今度は疎通確認をやってみましょう。
●[ping]による疎通確認
「ping」とはNWにおいて最も使うコマンドです。対象となるノードに対し、通信が届いるかどうかを確認する為のコマンドです。
では、PCからデフォルトゲートウェイに対して疎通確認してみましょう。
[ping IPアドレス] ※ここではping 192.168.1.1(デフォルトゲートウェイ)と入力。
上記表示で応答があったことがわかります。
192.168.1.1(デフォルトゲートウェイ)への疎通確認が取れたことがわかりますね。では、次に存在しないIPアドレス(192.168.1.100)にpingを打ってみます。
わかりやすく「宛先ホストに到達できません。」と表示されています。存在しないアドレスの為当然ですが、疎通できていないことが確認できました。
コマンドプロンプトのコマンドは上記以外にも星の数ほどありますが、基本中の基本ということで[ipconfig]と[ping]を紹介しました。必ず覚えて下さいね。
以上、6日目の講義でした。
NWの設定の一番簡単なところなので、覚えられると思います。NWエンジニアからすれば「九九」ぐらい当たり前のことなので、必ず覚えて下さい。